天然ガスが各家庭に届くまでに、ガス田の探鉱、開発、天然ガス生産、液化、輸送、LNGの再ガス化、販売、各ご家庭までの輸送まで、様々な工程が必要になります。これらの工程を担うのはLNGプロジェクトです。
LNGを生産、輸送、貯蔵する設備には高い技術力と巨額な費用を必要とするため、多くの企業が参加し、プロジェクトを形成しています。
日本でも、1969年に初めてLNGを輸入してから、数多くのLNGプロジェクトが実施されています。さらに現在、建設・計画中のLNGプロジェクトも複数あり、ガス会社・電力会社を中心にLNGの導入が計画されています。
| 供給国 (プロジェクト) |
導入開始時期 | 平年度供給量 (契約ベース) |
輸入者 |
| アメリカ (アラスカ) |
1969年 | 122万t | 東京ガス、東京電力 |
| プルネイ | 1972年12月 | 601万t | 東京ガス、大阪ガス、東京電力 |
| アラブ首長国連邦 (アブダビ) |
1977年5月 | 430万t | 東京電力 |
| インドネシア (アルン/バダック) |
1977年8月 | 845万t | 大阪ガス、東邦ガス、関西電力、中部電力、 九州電力、新日鉄 |
| マレーシア (サツ) |
1983年2月 | 740万t | 東京ガス、東京電力 |
| 1993年10月 | 36万t | 西部ガス(IおよびII) | |
| 2006年1月 | 1.6万t | 広島ガス | |
| インドネシア (バダック) |
1983年8月 | 352万t | 東邦ガス、大阪ガス、中部電力、関西電力 |
| オーストラリア (NWS) |
1989年8月 | 512万t | 東京ガス、大阪ガス、東邦ガス、東京電力、中部電力、 関西電力、中国電力、九州電力 |
| インドネシア (バダック) |
1994年1月 | 230万t | 大阪ガス、東京ガス、東邦ガス |
| マレーシア (デュア) |
1995年6月 | 210万t | 東京ガス、大阪ガス、東邦ガス、関西電力 |
| 1996年6月 | 50万t | 東北電力 | |
| 1996年6月 | 45万t | 静岡ガス | |
| 1997年6月 | 15万t | 仙台市ガス局 | |
| インドネシア (MCGC) |
1996年3月 | 40万t | 広島ガス、日本ガス、大阪ガス |
| カタール | 1997年1月 | 400万t | 中部電力 |
| 1998年9月 | 200万t | 東京ガス、大阪ガス、東邦ガス、東北電力、東京電力、 関西電力、中国電力 |
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| オマーン |
2000年11月 | 66万t | 大阪ガス |
| 2006年5月 | 70万t | 伊藤忠商事(中国電力) | |
| オマーン |
2006年4月 | 80万t | セルト社(三菱商事/東京電力) |
| 2009年11月 | 80万t | 大阪ガス | |
| マレーシア (ティガ) |
2003年4月 | 30万t | 石油資源開発 |
| 2004年4月 | 80万t | 東京ガス、東邦ガス、大阪ガス | |
| 2005年4月 | 50万t | 東北電力 | |
| 2007年4月 | 52万t | 東邦ガス | |
| オーストラリア (NEWS拡張) |
2004年4月 | 137万t | 東京ガス、東邦ガス |
| 2004年11月 | 100万t | 大阪ガス | |
| 2005年4月 | 40万t | 東北電力 | |
| 2005年5月 | 13万t | 静岡ガス | |
| 2006年4月 | 50万t | 九州電力 | |
| 2009年4月 | 60万t | 中部電力 | |
| オーストラリア (ダーウィン) |
2006年2月 | 300万t | 東京ガス100万t、東京電力200万t |
| マレーシア (ペトロナスコンプレックス) |
2009年4月 | 92万t | 大阪ガス |
| ロシア (サハリン2) |
2009年4月 | 110万t | 東京ガス |
| 2009年4月 | 20万t | 大阪ガス | |
| 2009年4月 | 50万t | 東邦ガス | |
| 2009年4月 | 21万t | 広島ガス | |
| 2009年4月 | 150万t | 東京電力 | |
| 2009年4月 | 50万t | 九州電力 | |
| 合計 | 6,530万t | 2,410万t(ガス) 4,120万t(電力・その他) |
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2009年4月末現在 |
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| サハリン1 | サハリン2 | |
| 事業主体 | エクソンネフテガス サハリン石油ガス開発 ONGCヴィデッシュ サハリン・モルネフテガス ロスネフチ・アストラ |
サハリン・エナジー・ インベストメント <出資会社> ロイヤル・ダッチ・シェル社 三井物産 三菱商事 ガスプロム |
| 開発鉱区 | チャイボ オドプト アルクトン・ダキ |
ビルトン アストフスコエ ルンスコエ |
| 推定可採埋蔵量 | 原油:約3.07億t 天然ガス:約4,850億 |
原油:約1.03億t コンデンセート:約0.4億t 天然ガス:約5,000億 |
2009年4月末現在 |
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【サハリンプロジェクト】
サハリン周辺の大陸棚では、豊富な石油と天然ガスが確認されています。
サハリンには現在6つの石油・天然ガス開発プロジェクトがありますが、日本はサハリン島北東部沖合の「サハリン1プロジェクト」と「サハリン2プロジェクト」という2つのプロジェクトに参加しています。
サハリンは日本最北端の宗谷海峡から約43kmと近く、このプロジェクトは日本周辺で開発される大型油・ガス田開発プロジェクトであり、エネルギー安全保障等の観点から極めて重要なプロジェクトとされています。
「サハリン2プロジェクト」では、サハリン南部でLNG化し2009年4月に輸入が開始されました。